オートサロン公開予定のS2000新作エアロをスクープ!
常識にとらわれない各部のアプローチ
「独創的S2000ワイドボディキットが東京オートサロンでデビューか!?」エスニ専門店の新たなる挑戦
お客さんの90%以上がS2000ユーザーで、これまでに街乗りメインのストリート仕様からサーキットユースのフルチューン仕様まで、様々なマシンを手がけてきたというカーガレージアミス。S2000の魅力を底上げし、弱点を克服するためのオリジナルパーツも多数販売してきた実績を持ち、今もなおS2000を愛してやまないユーザーたちにとって欠かせない存在として親しまれている。
一方、S2000は販売終了から早10年が経過。アフターパーツメーカーからの新しいパーツもさすがに少なくなってきたという状況だが、今回紹介するカーガレージアミスが開発中の新作エアロは、S2000の外装チューンに新風を起こす可能性のある意欲作となっている。
「今までウチのエアロはレース車の流れを大切にしつつ、純正のラインを生かすような作りだったんです。だけど、もう販売開始から20年経過するクルマですし、これまでエアロを作ってきたノウハウも蓄積されているので、まったく新しいものが作りたくなったんですよね」と、きっかけを教えてくれた代表の松浦さん。
フロントバンパーは大胆な開口部が特徴的。アンダーパネルとセットの構成となり、仕切りパーツが設けられる。寸法を分かりやすくするためにエッジがかなり立っている状態だが、完成に向けてはこれらは整えられるとのこと。
純正ではヘッドライトの中間あたりがフェンダーとの境目になっているが、製品では強度を重視して大幅に位置を変更、ホイールアーチの中間あたりが境目となる。また、ホイールアーチは純正よりも20mmほど上げられている。
複雑な形状のドアパネルは「スポーツカーらしくないドアノブを見せたくない」とのことで、別パーツでカバーされる予定となっている。
片側50mmワイドとなるリヤフェンダーは、テールランプまでまわり込んだ形状になる。フロントフェンダーからの一連の造形を見ればわかる通り、ボディキットとしてのコンプリート販売となる予定だ。
ワイドフェンダーの造形も大迫力だが、とくに注目したいのは純正とはまったく異なる箇所に設けられたパーテーションラインだろう。これは純正のラインのまま大型なバンパーを作ってしまうと、ヘッドライトの目頭にあたる部分に負荷がかかり、最初はよくても経年と共に塗装にシワが寄ってしまったり、ひび割れてしまうことがあるため、それを防止するのが目的だ。
まだリヤセクションについては制作途中というものの、機能美あふれる仕上がりを期待させるものになっている。お披露目は東京オートサロン2020を予定しているそうだから、ぜひ会場で完成体を目にしていただきたい。
●カーガレージアミス 大阪府堺市中区田園578-2 TEL:072-230-1677︎
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November 25, 2019 at 11:10AM
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