手縫いの布マスク、顔にフィット IRORI石巻でワークショップ

綿や麻などの天然素材を使った布製マスクを作るワークショップが4日、石巻市中央2丁目の「IRORI石巻」で開かれた。1時間ずつ2回に分け実施され、計23人が参加した。
講師を務めたのは、会員制シェア工房「KILTA宮城美里」(美里町)スタッフの高野ひとみさん(56)。マスクの作製キットを配布し、自身が考案した作り方を指導した。
マスクは2枚の布地を重ね合わせ、表側には好きな柄の布を、内側には吸湿・通気性に富んださらしを用いる。手縫いで仕上げるため、柔らかく顔にフィットしやすいのが特長だ。参加者は談笑しながら、思い思いに選んだ柄の布を一針ずつ縫い合わせた。
東松島市から訪れた斎藤和恵さん(56)は「手作りマスクに関心はあったが、一人で作れるか不安だった。簡単に作れたので夫や子どもにプレゼントしたい」と笑みをこぼした。
新型コロナウイルスの感染拡大により、石巻市内でもマスクの品不足が続いている。ワークショップは3月に続いて今回が2回目。高野さんは「手作りでも既製品と変わらないものができると知ってもらえてよかった。参加した人々が作り方をさらに広めてくれるとうれしい」と話した。
2020年04月09日木曜日
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April 09, 2020 at 09:23AM
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