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「オートハイビーム」で眩しすぎるライト増加!? 自動切り替えで問題多発? - くるまのニュース

2016年以降の新車に「オートライト機能」の搭載が義務付けられ、最近ではロービームとハイビームを自動で切り替える「オートハイビーム機能」を搭載したモデルも増えています。しかしオートハイビームの切り替えがうまくいかず、トラブルに発展するケースがあるようです。

法的にはハイビーム走行が原則でも「オートハイビーム」は問題が多い?

 夜間にクルマで走行するときは、前照灯(ヘッドライト)や車幅灯(スモールランプやポジションランプ)、尾灯(テールランプやナンバー灯)を点けなければいけないと法律(道路交通法第52条)で定められています。

眩しいライトのクルマが増えた?
眩しいライトのクルマが増えた?

 しかしこの法律は漠然としており、点灯する時間は「夜間(日没から日出まで)」となっているのみ。

 点灯を開始する「日没」という基準が人によって異なるため、日が暮れてくる時間帯では前照灯を点けているクルマと点けていないクルマが混在して交通事故の危険性が高まるとされています。

 そのため、外の明るさが1000ルクス以下になると自動で点灯する機能の搭載が義務化され、2016年以降の新車にオートライトが搭載されるようになりました。

 道交法ではハイビームで常時走行し、すれ違いなどがある市街地でのみロービームにすると定められています。

 そして、ヘッドライトのロービームとハイビームを自動で切り替える「オートハイビーム機能」を搭載したモデルも増えています。

 カメラやレーダーで対向車や歩行者などを検知した場合は、そのときのみ自動でロービームに切り替える機能も搭載され、メーカーによっては「アダプティブヘッドライト」などと呼ばれることもあります。

 このオートハイビームですが、実はかなり不評だといわれています。その理由が、対向車を検知するのが遅く、自転車、歩行者などはうまく検知できないケースが多発。切り替えのタイミングも遅くなり、すれ違うときに眩しいとの声が多いようです。

 オートハイビームの切り替えがどれほどのタイミングなのかを、ロードサービスをおこなうJAFが検証し、その結果をウェブサイトで公開しています。

 まず、テスト車両がロービームのまま時速60kmで走行し対向車とすれ違う実験では、もともとロービームなので対向車は眩しさをあまり感じず問題ありませんでした。そしてすれ違ったあと、数秒にハイビームに切り替わりました。

 次に、テスト車両が時速60km、ハイビームで走行し、どれくらいで対向車や前走車を検知するかを実験。

 検知した距離は、対向車が約750m手前、前走車が約580mから670m手前、バイクが約190mから490mとなり、自動でロービームへと切り替わりました。時速60kmということは秒速16.66mですので、切り替えに数秒かかるということは、(仮に3秒とすると)切り替わるまでに100m前後は近づいている計算になります。

 しかも障害物などがないテストコースでこの結果ですから、天候や障害物など条件によっては切り替わるタイミングがさらに遅れる可能性もあります。

 さらにJAFのテストでは、自転車や歩行者にはオートハイビームが反応せず、ハイビームのままだったという結果でした。オートハイビームは対向車だけでなく、自転車を運転している人や歩行者の目を幻惑させる可能性が高いといえそうです。

 オートハイビームは、現在装着が増えている「衝突被害軽減ブレーキ(緊急自動ブレーキ)」用に搭載されているカメラやレーダーを使って検知していることが多いようです。

 メーカーの注意書きには「大雨や濃霧など天候の状況次第では正常に作動しないことがあります」と書かれており、その点は注意が必要です。

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June 11, 2021 at 07:11AM
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