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意外とかんたん!親子で楽しめる「おうちワークショップ」の作り方 - @DIME

子どもとおうち時間を過ごす機会も増える中、親子で遊ぶシーンも多いだろう。しかし遊びのネタが尽きたという家庭も多いのではないだろうか。

そこで新鮮で、よりよい学びにつながるのが、親子で何かを一緒に作ったり、工作しながら遊んだりする「おうちワークショップ」だ。そう聞くと、とっさに「面倒そう」「むずかしそう」などと感じるかもしれない。しかし自宅にあるもので簡単にできるものもある。

今回は、おうちワークショップに詳しい専門家に、おうちワークショップの効果や具体的な方法、親としてどんな風に関われば良いかを聞いた。

おうちワークショップの効果とは?

今回は、リトミックという音楽教育の方法を用いるおうちあそび専門家として活動している林知代さんに、おうちワークショップを教えてもらった。

コロナ禍では、親子でおうちで遊ぶシーンが増えたといわれるが、ただなんとなく遊ぶのではなく、「ワークショップ」として工作やゲームなどを通じて遊ぶことで、どのような効果が得られるだろうか。

【取材協力】

おうちあそび専門家・リトミック講師 林知代さん
鹿児島県沖永良部島出身。幼い頃からの趣味であった音楽と、元保育専門学校非常勤講師、元保育士の経験を元に、神奈川県内にて『おうちでお子さんと笑顔になれる1000の遊び方』をコンセプトとした0歳からの音楽センスと心の成長を応援するリトミック教室・ピアノ教室を運営。お家でも気軽に実践できるリトミックの出張レッスンにも力を入れ、神奈川、東京、千葉の保育園、自治体等、多方面で活躍する。
https://www.kukurubaby-music.com/

「子どもの成長にとって、大人が教えるばかりではなく、子どもが自分で考えて挑戦してみることも大切です。まずは、お子さんが自分でできることは自分で挑戦してみる。飽きてきた頃に、大人が遊びのヒントをあげる。見本を見せてあげる。そうすると、遊びの幅も、興味も、遊びの世界も広がります。

そして、手は『第2の脳』とも言われています。特に定番の新聞紙遊びは、たくさん手を使って遊ぶことで指先も刺激され、遊びの楽しさも覚え、遊びに工夫も生まれ、心も頭も成長していきます。

遊ぶこと自体が、子どもにとってはほとんどが学びですが、その中にある程度のルールを設け、競争するなどして楽しむことで、発想力や想像力、創造力、表現力、数の概念、観察力などさらに多くの刺激と学びを得ることができます」

おすすめのおうちワークショップのアイデア3つ

では、具体的にどんな方法があるのか。林さんも実際に5歳の娘さんと一緒によくやっているという遊びを3つ教えてもらった。

1.数を探そう!わくわくゲーム

【目的】数の概念の学び・数への興味を引き出す

「真っ白い紙と、ペンまたは鉛筆を用意します。まずは準備から。真っ白い紙にたくさん数字を書き込みましょう。お子さんと一緒に『これは?』などと質問しながら、数字を読みながら書くといいです。同じ数字がいくつもあってOKです。

準備が終わったら、お子さんと交互に数字を探す競争をしましょう。例えば、相手が『10!』と言ったら、自分は10の数字を探します。まだ数字の読めない低年齢のお子さんなら5~10くらいまで、数字の読めるお子さんなら30~100くらいまでが目安です。

これにより、数に興味を持ったり、数字を覚えるきっかけになったりします」

2.紙コップで遊ぼう!

【目的】発想力・創造力を伸ばす、形の表現あそび

「紙コップをたくさん用意します。今は100円均一ショップなどでは50個で100円と、とってもお得に紙コップが売られていますよ。

紙コップを準備したら、親子で遊びましょう。紙コップタワーを作ったり、紙コップでおうちを作ったり、紙コップを高く重ねてどこまで前に進めるかゲームもできます。紙コップを50個~100個重ねたまま、くるくるその場でまわすと紙コップが面白い具合に飛んで楽しいですよ。

100円~500円程度お金はかかりますが、普段はあまりやらないことだと思いますので、お子さんにとっても刺激になるのではないでしょうか。
やっていると、意外とお父さんがこだわりはじめて夢中になったりするものです。

紙コップは、口に入れても危なくない、0歳のお子さんでも危険なく遊べる身近なおもちゃです。ぜひ試してみてください」

3.定番!新聞紙あそび

【目的】発想力・想像力・創造力を伸ばす、指先の刺激、感触や形の変化を楽しむ

「読み終わった新聞紙を1日~5日分ほど、たくさん用意します。ない場合はチラシでもかまいません。

新聞紙は、ちぎったり、まるめたり、感触を楽しんだり、いろいろな音を楽しみながらストレス解消できる楽しいアイテムです。形を作り出すところから、袋に詰め込む競争をするなどの片付けまで、トータルであそびとして楽しむと良いですね。

遊びのイメージや想像力も広がり、学びにもなります。

0-1歳代のお子さんは、お口に入れたり、新聞紙で足を滑らせて転ばないよう気を付けましょう」

●新聞紙の遊び方

「新聞紙の遊び方はたくさんあります。そのアイデアをご紹介します」

・頭が入る部分だけ新聞紙をちぎってお洋服をつくる。スカートやマントなど。

・新聞紙をピン!と広げてパンチ! 大人でもストレス解消になる。

・よーいドン!で、新聞紙を手の中でまるめるようにつぶす。親子で新聞紙を何秒でつぶせるか競争する。

・床に新聞紙を広げて置き、親子でその上に乗る。じゃんけんをして、負けたら自分の足元を折り曲げて小さくしていき、先に新聞紙から落ちたら負け!

・親子で新聞紙のひっぱり合いをする。破れたときの解放感がストレス解消にも!

・新聞紙で文字探しゲーム(3歳頃から)

新聞紙の中から、指示された文字を探し、ペンで囲んでいく。家族や親戚の名前、お友達の名前などが長時間飽きずに楽しめるかも。

・ちぎる

たくさんちぎって新聞紙の海を作ったり、空から(頭の上から)降らせたりして、思い思いに遊ぶ。

・片付け競争

散らかった新聞紙を何分で片付けられるか、ストップウォッチを使って計ってみる。ただ競争するだけでなく、ストップウォッチを使うことで興味と勢いが出て楽しめる。楽しい音楽をかけながら競争するのも、おうち幼稚園のようで楽しい。

おうちワークショップでの我が子への接し方

おうちワークショップは、手軽な道具でさまざまな遊び方ができることが分かった。親として、ワークショップの最中は、どんな風に声がけすればいいだろうか。

「おうちワークショップをやってみたけれど、よく『うちの子はあまり興味を示さなかった』というのをお聞きします。でも、実際にはお子さんは『やり方や楽しみ方を知らないだけ』という場合も多いです。まずは大人が『見ててね』と言って何度かやってみて、見本を見せるのがおすすめです。

大人がやって楽しそうにしていることには、子どもは興味を示します。一度、見本を見せて終わりでは興味を示さない子もいますので、『やらせて』と言われても『もう一回だけやるから見ててね』と言って、待たせてからさせてみると、やる気の効果抜群です。

そして『教える』必要はありません。とにかく教えようとせずに、大人も子どもに戻った気持ちで楽しむこと。特に数字や文字が苦手な子に教えようと思うと、どうしてもすぐにできない我が子にイライラしがちですが、一緒に楽しもうと思ってやると、気持ちにも余裕ができますよ」

おうちでの遊びのネタに困っている家庭や、子どもへの学びの機会を増やしたいと考えている親にとって、取り入れたくなるおうちワークショップ。ぜひ親も本気で楽しんでみよう。

取材・文/石原亜香利

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June 20, 2021 at 03:45PM
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