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[顔]最先端技術で一点物を身近に…パリ・オートクチュール10回目の参加 中里唯馬さん 35 : ライフ : ニュース - 読売新聞

 波音や鯨の鳴き声が流れる中、不思議な凹凸が施されたロングドレスが目を引く。凹凸は、生地の形状を自由に変形させられる最新技術を使って、鯨の声の周波数をデザイン化したものだという。

 7月上旬に開催された2021~22年秋冬のパリ・オートクチュール(高級注文服)コレクションに、公式招待デザイナーとして参加。動画配信で披露した新作は、「声」から着想した。「声をイメージした服を作れれば、究極の一点物になるという仮説を基に創作した」と語る。

 日本人では森英恵さん以来2人目となる公式参加を果たし、10回目。3Dプリンターやレーザーカッターなどを駆使した実験的な服作りで知られる。「最先端の技術を使うのは、少しでも価格を抑えて、多くの人に注文服を楽しんでもらうため。オートクチュールを民主化したい」

 幼少期から服へのこだわりは強く、高校時代は「服で個性を表現したい」と、自分でリメイクした古着を着た。卒業後、憧れのデザイナーたちが卒業したベルギー・アントワープ王立芸術アカデミーへ留学。同級生の多くが有名ブランドに就職する中、「自分の表現したいものをすぐに形に」と、23歳で自身の名を冠したブランドを設立した。

 レディー・ガガやEXILEなどの舞台衣装も手がけた。一点物の服を身近な存在にすることを夢見て、オートクチュール・コレクションの場で技術を蓄積してきた。「自分の型を確立できたが、まだスタートライン。50年、100年と続くブランドにしたい」。パリの舞台で挑戦を続ける。(生活部 梶彩夏)

  なかざと・ゆいま  東京都出身。2009年にブランド「ユイマナカザト」を設立。年2回のパリ・オートクチュールコレクションには16~17年秋冬から、1回を除いて公式参加している。

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July 25, 2021 at 03:00AM
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