
今季のオートクチュールコレクションで見た最高の瞬間のいくつかは、モデルたちがそれぞれのルックナンバーを持ち、空を遮るような大ぶりのハットをかぶってアトリエを駆け抜けていた、栄光の時代を思い起こさせるものだった。
オートクチュールがインスピレーションを与えてくれる存在である一方、パリのアトリエで作られたカスタムメイドのアイテムを手に入れるのは、多くの人にとって夢のまた夢。けれど、近年登場した新ブランドから、イラストや刺繍、ペイントを施した、オーダーメイドや一点物のアイテムを手に入れるのであれば、実現可能かもしれない。
たとえば、ペイントを施した「ジュリエット・ジョンストン(Juliet Johnstone)」のパンツは、デュア・リパ、ベラ・ハディッド、ケンダル・ジェンナーといったストリートスタイルを牽引する3人組が着用している。
また、「スモール・トーク・スタジオ(Small Talk Studio)」のニコラス・ウィリアムズは、ヴァージル・アブローやモデカイ・ルビンスタイン(通称ミスター・モート)といったファッション関係者のために、個別のイラストや刺繍を施した作品を制作している(「スモール・トーク・スタジオ」のデザインには、富士フイルムの箱やマスタードの容器などが描かれている)。
少量生産や、クラフトとクチュールの融合といった考えに基づいて生まれる作品は、パンデミック前から続くハンドメイドのトレンドと相まって、一部のファッショニスタたちの間で“イット”アイテムとなっている。
クチュールを取り扱う高級雑誌に対して、手作りのZINE的なものを想像してもらうといいかもしれない。装飾された「ボーディ(Bode)」のパンツや、ペイントが散りばめられた「エス・アール・スタジオ(S.R.Studio)」のジャケットが有名デザイナーのロゴよりも求められている世界では、ウィリアムズとジョンストンの作品が、ファッションの巨匠から自分だけのオリジナルアイテムを贈られるのと同じ価値があるということだ。
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August 23, 2021 at 09:07PM
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